【イベントレポート】あーとびる麦生 夏のミニコンサート&不思議なファッションショー2 青春と感動の1日をレポート【満員御礼】


あーとびる麦生では夏のミニコンサート&不思議なファッションショー2が開催され、柿花び、ナカムラユウコウバンド、ざしきわらし、ぽんだたたーみや地元久慈市の子供たちがイベントを盛り上げました。

遠野物語 アカペラ フォークソング 夏のミニコンサートは盛りだくさん

トップバッターは語り部のざしきわらしさんによる遠野の七夕のお話。ちょっと変わった織姫と彦星のお話に小笑いが起きる。そこからは会場の皆さんにクジを引いてもらい話す内容を決めていくと言うもの。一人で2枚クジを引くお客さんにも対応し会場を大いに盛り上げてくれました。

次いでナカツカユウタによるアカペラパフォーマンス。布施明の名曲   「少年よ(仮面ライダー響鬼ED)」を披露。与えられたステージを縦横無尽に動きまわり、広い体育館の隅々まで響き渡る自信に溢れた声量で歌を届けました。

久慈のベテランフォークソングバンド柿花びはこの日、いつもの70年代フォークソングセットを一旦封印。沖縄ソングのカバー「涙そうそう」や 「海の声」など3曲をなんだかそれっぽい格好で披露。スピーカーから心地の良い波の音と共に演奏される楽曲に夏を感じたお客さんも居たのではないでしょうか。

ミニコンサートのトリは盛岡のナカムラユウコウバンド。中学3年生の時の同級生というメンバー構成で熱いフォークソングを披露。ボーカルのナカムラユウコウさんはあーとびる麦生のアートディレクターも務めています。熊谷理事長をステージに呼び、サプライズで披露された「あーとびる麦生のうた」ではつい涙する場面も。感動のコンサートでした。

満員御礼の不思議なファッションショー2

2022年、コロナ禍の晩秋開催された不思議なファッションショーが再び開催されることとなりました。今回もアートなファッションと選び抜かれた音楽でステージは進んでいきます。

今年は導入から不思議なファッションの世界に誘う衣装とダンス。網代笠にベールのついた被り物をした人が笹を持ってファンキーな音楽に合わせて踊っているのでとても幻想的。不思議なファッションショー2が始まります。

ミニコンサートでも出演したナカツカユウタはここでも登場。小気味良いパーカッションでアップテンポなオリジナルの楽曲を披露。ベースを…ボールペンで弾いている?そこへフードを被った少女も登場。音楽が止まるとフードの少女は会場に手拍子を誘い、音楽のない中で華麗なダンスを披露し盛り上げます。

あーとびるの体育館展示場に硬い低音が鳴り響く。エヴリシング・バット・ザ・ガールのイントロと共にモデルさんたちのパフォーマンスを交えたウォーキングが開始。猫の描かれた三味線や番傘を持つモデルさんたちは歩く日本画のよう。まずは大人たちが落ち着きのある歩みでお客さんの目の前を通っていき次のモデルさんたちにバトンタッチしていきます。

ここでシーア率いる エルエスディーの楽曲に変わり、地元小学生のモデルさんたちが登場。それぞれ傘を持ち、ポーズを決め、かわいらしい衣装をまとい美しくウォーキングをこなしてファッションショーを華やかに彩ってくれました。

次いでスウィング系の楽曲に変わるとあーとびるのベテランスタッフとダンスを披露してくれたモデルさんが軽やかな歩みで衣装を魅せてゆきます。

不思議なファッションショーは中間の清掃も抜かりない。久慈市の演劇ユニットぽんだたたーみによる掃除時間にはエア清掃員が混じっています(パントマイム)。

ファッションショーも後半に突入。Life is dance〜と朗読が入ると地元小学校のモデルさんが一人で登場。衣装を美しく振り、リズム感の良い、しなやかなダンスと圧巻のパフォーマンスで盛大な拍手が巻き起こります。

BGMはバラードになり、会場には木の机と木の椅子が静かに運び込まれます。そこへ和装にスタッズ付きハットの大人の男性モデルがゆっくり座ると、黒いランドセル、鍵盤ハーモニカ、汚れ切った絵の具バケツなど、男子小学生を想起させるような物がモデルたちによって運び込まれる。観客はその様子を静かに見つめていました。

この日の衣装提供アナウンスがあると、出演したモデルさんが最後のウォーキングをしながら正面に集合。みんなそろったタイミングで会場に和太鼓の音が響く。ナニャドヤラが始まった。音頭も入ってモデルさんたちが太鼓についていき、踊っていると会場のお客さんもその輪に入っていきました。祭囃子が消えると絶え間ない拍手で不思議なファッションショー2は幕を閉じました。

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